ファミリー・ホスピス便り vol.21

初めに令和6年1月1日に北陸地方を中心に発生しました令和6年能登半島地震により、お亡くなりになった方々やご家族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様ならびに関係者の皆様に心からお見舞い申し上げます。

また、被災地域におきまして救済と復興支援等の活動にご尽力されている方々に深く敬意を表します。
被災地域の皆様の安全の確保、被災地域の一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。

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旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

早速ですが、当社が運営しているがん・神経難病の方のためのホスピス住宅での事例をご紹介いたします。

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【ファミリー・ホスピス茅ヶ崎ハウス】

はじめまして。ファミリー・ホスピス茅ヶ崎ハウスのホーム長　神長と申します。

新年になり初めてのニュースレターに際し、皆様からのご支援に感謝申し上げます。
ファミリー・ホスピス茅ヶ崎ハウスは2020年3月にオープンしました。
2020年といえば、新型コロナウイルス感染症が確認され、世界が大変な状況になった時期です。
この春で4年を迎えますが、“コロナと共に”歩んだハウスでした。
2023年5月に5類感染症に分類され、少しずつ生活が戻る中、この1年間の茅ヶ崎ハウスの歩みをご紹介します。

【春】
音楽療法を学んでいる学生さんが、当ハウスで一緒に支援を希望してくれて “少しでも穏やかに暮らしてほしい”という願いを込めて、集合での音楽会セッションや居室での演奏をスタートしました。

まだ感染対策中でもあったため、距離を保ちつつ始まりました。

夫々の方にリクエストも聞いて、部屋で個別セッションもあります。
また入居者様の誕生日の日はちょうど音楽の日で、みんなでお誕生日をお祝いしました。
（生演奏付き♪）

【夏】
6月に入り、念願の移動スーパーが来てもらえるようになりました。
自身で商品を選ぶ入居者様の嬉しく楽しいお顔を見ることができて、私たちもうれしい気持ちになったのを覚えています。

また地域の方ともふれあいがありました。
地域のお祭りが3年ぶりに開催され、町内をお神輿と山車が廻り、ハウス駐車場でアンコール付きのお囃子を披露してくれました。

【秋】（写真はないのですが…）
今年の秋は、茅ヶ崎でのビッグイベント「サザンオールスターズ凱旋ライブ4days」が開催されました。
入居者様、ご家族、職員もライブの話で盛り上がりました。
“音漏れ”まではいきませんが、ドラムなどの重低音がハウスまで聞こえました。

【冬】
食事の時間を楽しんで頂きたいと思い、クリスマスにはカードを添えたランチプレートを提供しました。
お正月も飾り付けや器を工夫し準備をしました。
少々、ホーム長がお花好きのため、毎年お正月に向けて花屋さんへ出向き選んで飾っています。
また毎年恒例の箱根駅伝は風物詩です。
多くのお部屋からテレビ中継の音が聞こえ、茅ヶ崎では周辺にランナーが走っているときはヘリコプターの音も聞こえてきます。

これからも季節や節目を共に感じて、穏やかに暮らしていただけるように、
また一緒に楽しみを感じていけるよう職員みんなで頑張ります。　

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いかがでしたでしょうか？
当社のホスピス住宅では、ご入居者様に寄り添い自己実現のお手伝いができるように日々取り組んでおります。
今後とも【ファミリー・ホスピス】を何卒よろしくお願いいたします。