お知らせ&トピックス
ファミリー・ホスピス便り vol.3
こんにちは、ファミリー・ホスピス株式会社でございます。
だいぶ暖かくなってきましたが、まだ寒い日もありますね。
春先は三寒四温といいまして、寒暖差が激しい時期となっております。
体調を崩しやすい季節ですので、お身体ご自愛下さいませ。
さて、早速ですが当社が運営しているがん・神経難病の方のためのホスピス住宅での事例をご紹介いたします。
「みんなで祝う誕生日」
H様、70歳代男性で原発不明がん、脳転移、頚部リンパ節転移があり、独居のためご自宅での療養が困難でホスピス住宅にご入居されました。
お身寄りはあるものの、遠方、コロナ禍でなかなか面会が叶わず、お誕生日当日にはいらっしゃれないとのことで少し寂しそうにされていました。
この方は毎日晩酌を楽しみにしていて(ホスピス住宅では少量のアルコールであれば嗜んでいただくことができます)、お誕生日に一緒に乾杯をしてお祝いしようとサプライズで企画が進みました。
お誕生日当日、複数のスタッフでお部屋にお伺いし、ハッピーバースデーを合唱♪
「こんな年になって祝ってもらっても嬉しくないや」なんて照れ隠しで仰っていますが、満面の笑みです。
ご本人はお気に入りのウーロンハイ、スタッフはノンアルコールビールとノンアルコール酎ハイを片手に「かんぱーい!!」
ささやかなひとときでしたが、大切な時間を共有させていただきました。
(スタッフが飲むときはマスクを外して「黙飲」です。)
この方だけでなく、ご入居後にお誕生日を迎えられる方は時にご家族も巻き込んでスタッフも一緒にお誕生日をお祝いさせていただいています。
ホスピス住宅で過ごす方たちの多くは、もしかしたら、そのお誕生日が最後のお誕生日になるかもしれない・・・というのが現実です。
その方の大切な1日を、スタッフも同じように大切に思えるホスピス住宅でありたいと日々奮闘しています。
いかがでしたでしょうか?
当社のホスピス住宅では、ご入居者様に寄り添い自己実現のお手伝いができるように日々取り組んでおります。
今後とも【ファミリー・ホスピス】を何卒よろしくお願いいたします。